貧困女子のリアル実態|税金・借金・差し押さえの恐怖

沢木 文 (著)「貧困女子のリアル」には、高学歴だったり、手取り月収もそこそこあるのにもかかわらず生活に困窮するアラサー女子の実態が描かれています。

そこに見え隠れする多額な借金の存在。意外とこれがあるから貧困女子、というケースは多いかもしれません。返済出来ているうちはいいけれど、少しでも気を抜いたら目の前には自己破産への道が・・・。

手取り26万でも借金100万の貧困女子のリアル

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沢木 文 (著)「貧困女子のリアル」に登場する、東京都在住の36歳の村岡美里さん(仮名)は、月給は手取り26万と多いようだが、クレジットカードの返済が100万円残っており、自らを貧困女子だと考えている。

他にも、400万円の借金を抱えながら貯蓄もせず、現状維持がベストだと冷静に話す女性も紹介されている。

アラフォーシングルマザー貧困女子などの賃金が低い、非正規労働者のために経済が安定しないなどの貧困とは、全く別次元の貧困のように感じてしまいますね。自業自得だという世間の意見もありますが、掘り下げるとそこには都会ならではの心の闇が潜んでいそうです。

税金滞納でも給料差し押さえは起こる

貧困女子のリアル実態としてあり得るのが、税金や借金を滞納しての「差し押さえ」です。

『え?借金滞納はわかるけど、税金滞納でも差し押さえ?』

そうです。税金だけではありません。国民年金保険料などの社会保険料の滞納でも差し押さえは実行されます。

税金や社会保険料の場合、突然差し押さえになることはありません。何度も督促状や催告書、そして最終的には最終催告書あるいは差押予告書などが書面で届きます。これらを無視し続けると、給料や銀行預金の差し押さえが執行されます。

給料の場合は全額差し押さえではなく、一部になります(規定があります)が、銀行預金の場合は全額差し押さえもあり得ます。給料は全額ではないとはいえ、会社に連絡がいき、執行されますから、会社には居づらくなるでしょうね。

そして、預金が差し押さえられると、お金を引き出すことが出来なくなります。生活そのものが破たんする可能性もありますが、それも全ては身から出た錆です。

税金や社会保険料にも取り立てはある

税金滞納で給料や預金が差し押さえになることはありますが、その前に督促状や催告書が何度も届きます。それでも応じない場合、住む場所によっては、実際に人を訪問させるケースもあります。

滞納取り立て部隊のようなもの?

実際に訪問するのは役場で働いている人ではなく、委託された民間の会社の人です。住む場所にもよりますが、最近は税金や社会保険料の滞納取り立ては民間に委託されていることが多いようです。

【実録】取り立てが怖くて電気をつけずに生活

結婚目前にして彼から裏切られ、一瞬にして貧困女子となったアラフォーのAさん。彼女は、パート並みの給料しかないのに、3DKのマンションに一人取り残され、引っ越したくてもお金がなくてそれもままならず、様々な支払いに苦労したと言います。

その中でも後回しにしてしまったのが、税金と国民年金保険料。最初はカードで現金を引き出して納付するも、当然それでは毎月の返済と税金と国民年金保険料の3重苦に陥ります。

結局支払うことが出来なくなり、数ヵ月分を滞納。督促状や催告書が何度も届くもそれに応じることが出来なかったと言います。

その時のことをAさんは・・

帰宅して、契約している駐車場に車を停めると、スーツを着た知らない男性が2名、マンションの近くをウロウロしていました。 なんだろう?と思いながらも部屋に入り、鍵を閉めてしばらくすると、ピンポーンとチャイムが鳴りました。

そーっと音を立てずにドアの覗き窓から見るとさっきの男性が外に立っていて、怖くなって何も応答せずに無視したんです。 それから1日おきぐらいに夕方になるとその男性がやってきてはチャイムをならすように。 ここでちゃんと応対していれば良かったなと今になって思いますけど、その時はなんだか得体の知れない 恐怖があって、何も出来なかったんです。

そのうち、早朝に家を出て、深夜に帰るという生活になり、帰宅しても電気は点けずにケータイの明りだけで 過ごしていました。時々コンビニの駐車場で一夜を明かして昼間に帰って爆睡したり・・・。

結局、その男性はいなくなり、代わりにAさんの家にやってきたのは女性だったそうです。女性だからと応対したところ、税金滞納の取り立てだったとか。

税金・借金・差し押さえ恐怖ストレスを軽減する方法

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Aさんがやってしまったミスは、督促状や催告書を無視し続けたことです。
もしも、最終的に訪問した取り立ての女性をも無視したら、おそらく給料もしくは銀行預金を差し押さえされていたかもしれません。

同じ状況に陥る貧困女子のリアルな実態は結構多いかなと思います。もし、そうなってしまったら怖がらずに対応することです。

『そうは言っても支払えないし・・・』

一括で支払えなくても、そこは相談に乗ってくれます。大事なのは、支払う意思です。これは、カードローンやキャッシングなどの借金返済を滞納した場合も同じことが言えます。

ちなみにアラフォー貧困女子Aさんの場合、市に相談し、分割で支払うことを約束。後日、納付伝票が送られてきて、無事完済したそうです。

Aさん曰く、『もっと早く相談していれば良かった。あんなに怖がらずに済んだのに。』だそうですよ。